「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める⑴
今回の記事では、苫米地英人さんの『「頭のゴミ」を捨てれば、脳は一瞬で目覚める』という本の一部を紹介していきたいと思います。
・Step1の”感情にひたるな”から印象に残ったところを紹介します。
まず、「感情にひたる」ということほど人生で無駄なことはないと言っています。なぜなら、感情というのは、環境の変化によって生じる生体反応にすぎないからです。
つまり、感情は「暑いから汗をかく」、「寒いから歯の根が合わずカチカチ鳴る」というような生体反応と同じことなのです。
果たして、汗をかいて悩む人がいるでしょうか?いないと思います。しかし、苛立ちや、怒りには振り回され、悩んでしまう。こんなおかしいことはありません。
どういうことかというと、抽象度が低い人は感情に支配されているということです。簡単にいうと、抽象度が低いということは、視点が低く、視野が狭いことです。
例えば、「会社で働くあなた」から抽象度を上げていくと、
職場のあなた
↓
部門のあなた
↓
会社のあなた
↓
業界のあなた
↓
日本のあなた
↓
アジアのあなた
↓
世界のあなた
↓
人類のあなたと視界が広がっていきます。
では、「抽象度が低いと感情に支配される」のはなぜかと言いいますと、抽象度の低い人は、視点が低いので、例えば、今この瞬間の「会社でイライラさせられている自分」のことしか見えていません。視界が狭いのです。
したがって、イライラするようなことがあると、感情に頭の先まで使ってしまいます。
反対に、抽象度(視点)を上げていけば、職場→部門→会社と視点が広がっていきますので、「俺が感情的だと部下の教育に悪い。しっかりしなきゃ。」→「この部門には俺よりもっと頑張ってる人がいる」→「会社の経営状況が厳しいから、みんなイライラしがちだ。俺がムードメーカーにならなきゃ。」
と感情から受ける影響を抑えられるようになります。