『いい習慣が脳を変える』健康・仕事・お金・IQすべて手に入る!苫米地英人
今回の記事では、『いい習慣が脳を変える』健康・仕事・お金・IQすべて手に入る!苫米地英人について紹介します。ここでは、第5章の「脳を変えるいい習慣」について紹介していきますが、以下について話していきます。
・圧倒的な知識を習得するために大量の読書をする
まず、圧倒的な知識を習得するために大量の読書をするについてですが、この本では大量の知識の習得には読書が一番と言っています。
そもそもなぜ、大量の知識が必要なのかと言うと、思考の抽象度を上げ、自分のゴールの抽象度を高め、より社会的なものにしていくためです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ここで抽象度について解説したいと思います。
抽象度が低い人は感情に支配されているということです。簡単にいうと、抽象度が低いということは、視点が低く、視野が狭いことです。
例えば、「会社で働くあなた」から抽象度を上げていくと、
職場のあなた→部門のあなた→会社のあなた→業界のあなた→日本のあなた→アジアのあなた→世界のあなた→人類のあなたと視界が広がっていきます。
では、「抽象度が低いと感情に支配される」のはなぜかと言いいますと、抽象度の低い人は、視点が低いので、例えば、今この瞬間の「会社でイライラさせられている自分」のことしか見えていません。視界が狭いのです。
したがって、イライラするようなことがあると、感情に頭の先まで使ってしまいます。
反対に、抽象度(視点)を上げていけば、職場→部門→会社と視点が広がっていきますので、「俺が感情的だと部下の教育に悪い。しっかりしなきゃ。」→「この部門には俺よりもっと頑張ってる人がいる」→「会社の経営状況が厳しいから、みんなイライラしがちだ。俺がムードメーカーにならなきゃ。」と感情から受ける影響を抑えられるようになります。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
そして、大量の知識を獲得するために一番適しているのが読書です。
読書をすると、目から入った情報を処理する脳の部位である視覚野が働きます。この視覚野がとらえた情報は脳の他の部位も使って処理され、私たちの認識を構成するのです。
つまり、視覚でとらえた情報は脳全体を動かすことにつながるのです。
また、人の話を聞いても知識を得ることはできますが、大量の知識を習得しようとするときに限界が出てきます。
しかし、読書は自分のタイミングで継続して行うことができるので、大量の知識の習得に向いているのです。